ときめきガチャ

かわいいが加速する

森田 和奏

森田 和奏

Wakana Morita

ガチャ企画部

2017年入社


「リップケースシリーズ」や「肩ズンシリーズ」など、思わずキュンとときめく乙女系ガチャのヒット作多数。
加えて「ホビーガチャ」や「原色図鑑シリーズ」など
骨太企画も手掛ける変幻自在のガチャクリエイター!

01

森田さんの手がけた商品は「かわいい」ものが多くてびっくりしました。いつもどんな風に商品開発をされているのか気になります!

僕は大抵先にターゲットを決めて、自分の中にターゲットの人物像を降ろしてから企画を始めます。なので、例えばこの「リップケースシリーズ」などを企画している時は、若い世代の女性像が僕の中にいる訳です。企画中は嗜好が本当に女性寄りになって、デパコスを見に行ったりプリンセス衣装に惹かれたり、全力でときめきを吸収しています。逆に「名作映画ホビーガチャシリーズ」や「SR+」を企画しているときはマニアックな男性像を降ろしていて、これらの商品が同時進行で重なると頭の中がけっこう大変なことになります(笑)。

02

なるほど!でもいくらターゲットを研究するとは言え、なりきるのが難しい場合はないですか?

その苦労はあまり感じていません。というのも、僕の趣味嗜好の守備範囲が広いんですよね。両親の影響でエンタメ全般を身近に感じながら育ったので、幼い頃からかわいいものもかっこいいものも大好きでした。ガチャ®に関しての一番古い記憶は「くまのプーさん お着替えフィギュアマスコット」(2003年発売)なんですけど、元は母が集めていて、小学生だった僕も気に入ってよく遊んでいました。

03

元々おもちゃ全般が大好きなんですよね?

そうなんです。今一人暮らしをしているんですが、部屋はおもちゃ箱状態です(笑)。映画が好きなのでスター・ウォーズやバック・トゥ・ザ・フューチャー関連のグッズや、アニメキャラクターなどのぬいぐるみも多いですし、最近はドールなどにもハマっています。

04

ガチャ®を作りたい!と早くから決めていたんですか?

実は美大の彫刻科に在籍していた頃から、ガチャ商品を自作して中古で買ったマシンに入れて、芸術祭で販売したりしていたんです。卒業後の進路もギリギリまで“アーティストで行くか”、“おもちゃメーカーに就職するか”の二択で悩んでいたのですが、最終的にタカラトミーアーツを志望した時には「ガチャ®以外考えられない!」と心に決めていました。

05

思い入れ深い商品について教えてください。

「ホビーガチャ」、「サメジャー」、「ゆらゆら遊具」・・・それぞれ思い出はあるのですが、やはり入社して最初に企画した「カプセルコードリール」(2018年発売)は思い入れが深いです。スマートフォンの充電コードをおしゃれにスッキリと束ねることができる便利グッズですが、入社2年目に発売まで漕ぎ着け、130万個を売り上げるヒット商品になりました。「リップケースシリーズ」(2020年〜発売)は、「リップクリームって本当によく失くすよな」という気づきから企画したもので、現在までいろんなキャラクターとコラボしながら新商品を出し続けており、自分の中で大きな価値のあるシリーズの一つです。微妙な色合いの再現が難しく、工場と何度も試作を繰り返しました。

06

企画はどんな時に思いつくんですか?

街を散歩したり、動物園や水族館に行ったり、友達と遊んでいる時など、外で刺激を受けている時にアイデアを得ることが多いです。「ふんばり〜ぬ」(2024年11月発売予定)は友達の犬からヒントをもらいました。かなりかわいく仕上がったのですごく気に入っています!

07

森田さんにとってガチャ®とは?

ガチャ®って気軽に買えるものなので、人生の「宝物」になることってほとんどないと思うんです。けれど、その反面、日常を彩る力はすごくあると思います。僕がつくるガチャ®を通していろんな人にときめきを感じてもらい、その彩りがどれか一つでも誰かの「宝物」になってもらえればうれしいなと思います。たくさんの人の日々に彩りを添えられるように、これからも企画を続けていきます!

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